札幌市の不動産会社の店舗で爆発が起き、42人がけがをした火事で、警察は、店舗内に一時、20リットル分以上の大量の可燃性ガスが充満していた可能性があるとみて、爆発の状況を調べています。
今月16日の夜、札幌市豊平区の不動産会社の店舗で爆発があり、建物が全焼して、隣の居酒屋の客など42人がけがをしました。
警察などによりますと、不動産会社の店長らは「廃棄処分する除菌消臭用のスプレー缶およそ120本を室内で噴射した」と話しているということです。
製造元のメーカーによりますと、このスプレー缶は、200ミリリットルの容量の90%が可燃性ガスのジメチルエーテルですが、ガスに特有の臭いはほとんどなく、店長は、警察に「可燃性ガスという認識はなかった」と話しているということです。
警察は、およそ40平方メートルの店舗内に一時、20リットル分以上の大量のガスが充満していた可能性があるとみて、爆発の状況を調べています。
-- NHK NEWS WEB