日本航空の国際線に乗務していた客室乗務員から、社内の基準値を超えるアルコールが検出されたことがわかりました。客室乗務員は酒は飲んでいないと話していて、会社が詳しい経緯を調べています。
日本航空によりますと、今月17日、成田発ホノルル行きの便で、離陸からおよそ3時間後、46歳の女性客室乗務員からアルコールのにおいがすると、2人の同僚が上司に報告しました。
機内で感知器を使った検査したところ、乗務を制限する社内基準の1.5倍の呼気1リットル当たり0.15ミリグラムのアルコールが検出されました。口をゆすいだ清涼剤による影響も考えられたことから、うがいをしたうえで30分後に再び検査を行いましたが、0.1ミリグラムが検出されたということです。
日本航空では、パイロットによる飲酒の問題が相次いだことを受け、客室乗務員にも出勤時のアルコール検査を行っていますが、当日の出勤時には検出されなかったということです。
この客室乗務員は、乗務の3日前から酒は飲んでいないと話しているということで、食事による影響を含め会社が詳しい経緯を調べています。
-- NHK NEWS WEB