保育所や小学生を預かる学童クラブなどで働く人材が不足する中、東京都は、都の認定を受けて保育の現場で活動する「子育て支援員」の募集を強化しています。
子育て支援員は、待機児童の解消を目指して国が3年前に導入した制度で、都道府県や市区町村が、研修会で子育ての現場で働くために必要な知識や技術を学んだ人を子育て支援員として認定します。
認定を受けた人は、小規模な保育所などで保育士と一緒に保育に携わったり、親が働いている小学生を預かる学童クラブで補助員として活動したりできます。
東京都の子育て支援員は、先月末の時点で6193人いますが、保育所や学童クラブを担う人材が不足する中、都は募集を強化しています。
今月からは、会社を退職した人や子育てが終わった女性など多様な人材に子育て支援員に『変身』ならぬ、転身してもらおうと、昭和40年代に初代の仮面ライダーを演じた俳優の藤岡弘、さんをイメージキャラクターに起用し、都内の駅やスーパーなどでキャンペーンを行っています。
都は来年度、子育て支援員になるための研修会の定員を、今年度よりも200人余り多い4240人に増やすなどして、人材の確保を進めていくことにしています。
-- NHK NEWS WEB