札幌市で起きた爆発で、大量のスプレーを噴射したとみられる不動産会社の店長らが「使用期限が近いスプレー缶を処分していた」と話していることが、捜査関係者への取材でわかりました。使用期限は2年程度で、警察は、未使用のものが長期にわたって保管されていた可能性があるとみて調べています。
今月16日夜、札幌市豊平区の不動産会社の店舗で爆発があり、建物が全焼して、隣の居酒屋の客など52人がけがをしました。
店舗内では当時、店長らが除菌消臭用のスプレー、約120本を噴射したとみられていますが、警察に対し、「在庫整理のため、使用期限が近いスプレー缶を処分していた」と話していることが捜査関係者への取材でわかりました。
また、店舗は、改装のため数日後に営業を休止する予定でしたが、当時、スプレーは200本以上の在庫があったということです。
メーカーによりますと、使用期限は出荷から2年程度で、警察は、未使用のものが長期にわたって保管されていた可能性があるとみて調べています。
-- NHK NEWS WEB