内閣府の外交に関する世論調査で、日本との関係が良好だと思う国は、アメリカがもっとも高く74.3%でしたが、去年より10.1ポイント下がった一方、中国は3.4ポイント上がって18.3%となりました。
内閣府は、外交に関する国民の意識を把握するため、ことし10月、全国の18歳以上の男女3000人を対象に世論調査を行い、55.4%にあたる1663人から回答を得ました。
それによりますと、日本との関係が良好だと思う国は、アメリカがもっとも高く74.3%でしたが、去年より10.1ポイント下がりました。またロシアは6.5ポイント下がり、22.2%だった一方、中国は3.4ポイント上がり、18.3%でした。
一方、北朝鮮について関心を持っていることを複数回答で尋ねたところ、拉致問題が3.1ポイント上がり、81.4%でもっとも多かったのに対し、去年最も多かったミサイル問題が23.1ポイント下がって、59.9%などとなりました。
さらに海外で事件・事故にあった日本人の保護や支援の在り方を尋ねたところ「できるだけ個人または派遣元企業・団体が対応すべきだが、できないところは政府が対応すべき」が41%でもっとも多かったのに対し「個人または派遣元企業・団体が対応すべき」が12.1%と最も少なくなりました。
-- NHK NEWS WEB