家具販売大手の「大塚家具」は、中国の家具販売大手「イージーホーム」と業務提携を結びました。資本の受け入れも視野に入れていて、中国企業との連携によって経営の立て直しを図ることになりました。
大塚家具が提携したのは、中国の家具販売大手「イージーホーム」です。
イージーホームは、中国国内に220余りの店舗を展開し、中国のネット通販最大手の「アリババグループ」とも提携していて、年間の売り上げは日本円で約1兆円に上ります。
両社は、イージーホームの店舗の中に、大塚家具の売り場を設けることや、イージーホームのノウハウを生かした、いわゆる「越境EC」で、大塚家具の商品を中国の消費者に販売することなどを目指しています。
そのうえで、大塚家具がイージーホーム側から出資を受け入れる資本提携も視野に入れて、協議していくとしています。
大塚家具は、業績の低迷が続き3年連続の赤字決算になる見込みで、具体的な経営の立て直し策を打ち出せるかが課題になっていました。
大塚家具の大塚久美子社長は「イージーホームとの業務提携はこれまでの国内販売を中心とした事業から海外への販路拡大をするための大きな第一歩となる。この機会を最大限いかして、両者の事業を拡大できるよう連携強化を進めてまいります」とするコメントを出しました。
-- NHK NEWS WEB