ドイツでは、クリスマスを前にサンタクロースが高層ビルに現れ、伝統の煙突ではなく外壁を伝い降りて子どもたちに一足早いプレゼントを贈りました。
ドイツの首都ベルリンにある25階建てのビルの屋上に、16日、サンタクロースが登場しました。
ビルの展望台を運営する会社が8年前から行っているイベントで、サンタクロースが大切なプレゼントを入れた袋をそりから高層ビルに落としてしまうという設定です。
サンタクロースは高さ103メートルのビルの屋上で袋を回収すると、ロープと安全ベルトを手際よく身につけ、ビルの外壁をさっそうと伝い降ります。
24階部分にあるカフェに立ち寄ると、待ち構えていた子どもたちに一足早いクリスマスプレゼントを手渡していきました。
サンタクロースはそのあと、再びビルの外壁を伝って地上に降り立つと、下から心配そうに見守っていた子どもたちにもプレゼントを贈り、クリスマスムードを盛り上げました。
サンタクロースにふんした男性は「クリスマスは子どもたちの楽しそうな表情を見ることができますし、皆の心を温めてくれます」とうれしそうに話していました。
-- NHK NEWS WEB