来年、日本から海外旅行に出かける人は、4月27日から5月6日まで10連休となることなどから、過去最高の1900万人余りになるという見通しがまとまりました。
大手旅行会社のJTBがアンケート調査などを基にまとめたところによりますと、来年、日本から海外旅行に出かける人は、ことしより20万人増えて1910万人になり、昭和56年の調査開始以来、過去最高となる見通しです。
4月27日から5月6日まで10連休となり、海外旅行に出かけやすくなることに加え、クルーズ船を使った海外旅行の人気が高まっているためです。
一方、日本を訪れる外国人旅行者も、LCC=格安航空会社の路線の充実に加え、ラグビーワールドカップ日本大会が来年9月から11月にかけて開かれることなどから、来年は、ことしの見通しより12%余り多い3550万人となり、過去最高を更新する見通しだとしています。
JTBは「好調な企業業績を背景に所得が増えていることも海外旅行への意欲を高めることにつながっている。来年は10連休を活用し、ヨーロッパなどへの旅行が伸びそうだ」と話しています。
-- NHK NEWS WEB