日本航空の国際線に乗務していた客室乗務員から、社内の基準値を超えるアルコールが検出されていた問題で、空のシャンパンのボトルが機内で見つかったことなどから、会社は、この乗務員が機内で酒を飲んだと判断したと発表しました。
今月17日、成田発ホノルル行きの日本航空の便で、46歳の女性客室乗務員から、乗務を制限する社内基準を超えるアルコールが検出された問題で、会社がその後の社内調査の結果を発表しました。
それによりますと、本人は飲酒を否定していますが、この客室乗務員からアルコールの臭いがすると指摘していた同僚が3人いたほか、乗客に提供していない空のシャンパンのボトルが調理室のゴミ箱から見つかったということです。
また、口をゆすいだ清涼剤や機内食による影響がなかったか、同じ条件で確認を行ったところ、基準値を超えるアルコールは検出されなかったということです。
日本航空はこれらの状況から、この客室乗務員が機内で飲酒をしたと判断し、処分を検討しています。
パイロットだけでなく、客室乗務員でも飲酒の問題が明らかになったことを受けて、日本航空は機内や到着後の抜き打ちのアルコール検査など、再発防止策を検討することにしています。
-- NHK NEWS WEB