日産自動車は、今月24日づけですべての従業員に対し、ゴーン前会長とケリー前代表取締役、それに2人の弁護士などと接触しないよう指示を出していたことがわかりました。
日産自動車が送った電子メールには「全従業員への重要な周知」とタイトルがつけられ、カルロス・ゴーン前会長が重大な法律違反の疑いで再逮捕されたことなどや、グレッグ・ケリー前代表取締役も刑事事件で起訴されたことなどが記されています。
そのうえで、「日産のグローバルの全従業員に、両名やその弁護士、あるいは関係者との接触を決して行わないことを指示する」としています。
さらに直接の面会だけでなく、ビデオ会議を含めたあらゆる方法で会わないこと、電話がかかってきたら、話をできない旨を回答すること、電子メールや手紙などには返信しないことなど、具体的な対応も記されていて、もし先方から何らかの接触があった場合には、会社の法務室に連絡するよう求めています。
このメールは24日づけで送られたということで、ゴーン前会長やケリー前代表取締役が保釈される事態を想定したものと見られます。
-- NHK NEWS WEB