東京電力と中部電力は、電気の使用量を細かく計測できる「スマートメーター」の一部に不具合が見つかった問題で、これまでの予定より大幅に多い、およそ9万5000台を交換することになりました。
東京電力と中部電力が交換するのは、東光東芝メーターシステムズが製造したスマートメーターの一部です。
このメーターでは、基盤の一部が発熱してこげる不具合が相次いで見つかったことから、およそ2万5000台が交換される予定になっていました。
しかし、メーカー側の調査で対象の製品がさらに増える見通しになり、東京電力管内ではおよそ8万8000台、中部電力管内ではおよそ6800台と、全体でおよそ9万5000台が交換されることになりました。
東京電力は、対象になる家庭などにはメーカーとともに個別に連絡し、来年中に交換作業を終えたいとしたうえで「スマートメーターは燃えにくい部品が使われているため、建物などに燃え移る可能性は極めて低いが、異常があった場合には機器に触れずに連絡をしてほしい」と話しています。
また、中部電力も今年度中に交換を終えたいとしています。
-- NHK NEWS WEB