27日の東京株式市場、日経平均株価は大幅な値上がりとなり、3営業日ぶりに2万円台を回復しました。前日のニューヨーク市場の株価上昇を背景に1日を通して全面高の展開で、値上がり幅はことし最大となりました。
27日の東京株式市場は26日のニューヨーク市場でダウ平均株価が過去最大の上げ幅になったことを受け、取り引き開始直後から全面高となりました。午後に入っても買い注文はさらに増えて、日経平均株価は一時、850円を超える大幅な値上がりとなりました。
結局、27日の終値は、26日より、750円56銭高い、2万77円62銭で、値上がり幅はことしに入って最も大きくなりました。
東証株価指数=トピックスは、70.16上がって1501.63で、こちらもことし最大の上げ幅になりました。1日の出来高は15億7642万株でした。
株価が大きく値上がりしたのは、ニューヨーク市場の記録的な株価上昇をきっかけに、このところ高まっていた世界経済の先行きに対する過度な警戒感がひとまず落ち着いたためで、値下がりが続いていた銘柄を買い戻す動きが広がりました。
市場関係者は「アメリカの年末商戦が好調だと伝わり、冷え込んでいた投資家の心理が回復しつつある。一方、当面の利益を確保するための売り注文も見られ、年末で取引参加者が少ない中、荒い値動きに警戒を強めている投資家も多い」と話しています。
-- NHK NEWS WEB