バドミントン女子シングルスで世界ランキング2位の奥原希望選手が、東京オリンピックに向けて国際大会に専念するため、来年からプロ選手として活動を行うことになりました。
奥原選手は、27日、都内で記者会見を開き、化学メーカーの太陽ホールディングスと新たにスポンサー契約を結んだことを明らかにし、所属する実業団のチームを離れて来年1月からプロ選手として活動していくことを発表しました。
奥原選手は「東京大会で結果を残すためにベストな環境を整えたかった。その答えがプロとして個人の活動に専念することでした」と話しました。
奥原選手はおととしのリオデジャネイロオリンピックのこの種目で日本初となる銅メダルを獲得したほか、去年の世界選手権で優勝するなど東京大会でも活躍が期待されています。
一方で、たび重なるけがに苦しんでいて、プロになることで実業団の国内リーグへの出場を回避し、年間の試合数を減らしてけがのリスクを抑えるとともに、オリンピックにつながる国際大会に専念したいとしています。
奥原選手は「新しいスポンサーの名前を背負う責任と決意を胸にこれからも私らしく全力で頑張っていきたい」と意気込みました。
-- NHK NEWS WEB