26日、過去最大の上げ幅を記録したニューヨーク株式市場のダウ平均株価は一夜明けた27日、米中貿易摩擦や景気の先行き不安が再び強まり、一転しておよそ300ドルの大幅な値下がりで取り引きが始まりました。
27日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、日本時間の午後11時半から取り引きが始まりました。
ダウ平均株価は、前日の26日に過去最大の1086ドルの値上がりを記録し、27日の東京市場の株高にもつながりました。
しかし、そのあと、続いた上海やヨーロッパ市場が値下がりしたほか、米中の貿易摩擦や景気の先行きに対する不安が再び強まり、一転して売り注文が集まる展開となっています。
市場関係者は「トランプ大統領が、アメリカ企業に対して中国のファーウェイ製品などの使用禁止を求める検討を進めているという一部報道も、米中貿易摩擦の激化を連想させている。31日の取り引き終了に向け、年末の利益を確定しようという動きもあって不安定な相場が続いている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB