27日のヨーロッパの株式市場は、世界経済の先行きへの懸念が強まったことから、主な市場の株価指数はドイツのフランクフルト市場で2%を超える下落となるなど軒並み値下がりしました。
クリスマスの休暇が明けた27日、ヨーロッパの主な株式市場ではロンドンやパリ市場で今月24日以来、ドイツのフランクフルト市場で今月21日以来となる取り引きが行われました。
ヨーロッパで取り引きが休みだった間にニューヨークや東京などの市場で株価が急落したことを受けて、この日は世界経済の先行きへの懸念が強まり、幅広い銘柄に売り注文が膨らみました。
さらに27日のニューヨーク市場の取り引きが大幅な値下がりで始まると、これに連れて株価は一段と下落しました。主な市場の株価指数の終値は前の営業日と比べて
▽フランクフルト市場でおよそ2.4%の大幅な値下がりとなったほか、
▽ロンドン市場でおよそ1.5%、
▽パリ市場でおよそ0.6%それぞれ下落しました。
市場関係者は「クリスマスの休暇の間に起きたニューヨークや東京市場の値下がりがヨーロッパ市場にも波及した形となり、市場では先行きへの不安が強まっている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB