ことしも残すところあとわずかとなり、大阪のシンボル「通天閣」では、年末恒例のえとの引き継ぎ式が行われました。
引き継ぎ式では、まず通天閣を運営する会社の西上雅章社長が、ことしのえとの犬と一緒に「ことしはいろいろとかなわん年になりました。アメフト、レスリング、ボクシング、はんぱねぇ組織問題噴出で選手を思うと気のドッグ(毒)。しかしながら、2025年万博の大阪開催が決まりました。オンリーワンのワンダフルな開催を祈りましょう。そだねー」と、だじゃれとことしの流行語を交えて世相を振り返る口上を披露しました。
これに対し、来年のえとのイノシシの付き添い役として人間型のロボットが登場し、「新元号を迎え、亥(い)の一番に、景気回復とデフレ脱却をちょ突猛進でおしすすめます。猪口才な態度を取らず、2019年のラグビーワールドカップでは、獅子(しし)奮迅の活躍をみせ、“イノシシがけ”(命懸け)で頑張ります。亥(い)い年になりますように」と切り返して、会場の笑いを誘っていました。
静岡から観光で来ていたという親子は「イノシシがかわいかったです。ちょ突猛進のことばが印象に残りました」と話していました。
-- NHK NEWS WEB