中米のエルサルバドルは、地上デジタルテレビ放送の4つの方式のうち日本方式を採用することを決め、高市総務大臣はエルサルバドルに対し必要な支援を行う考えを示しました。
地上デジタルテレビ放送は、日本をはじめ、ヨーロッパ、アメリカ、それに中国の4つの方式がありますが、中米のエルサルバドルは、このほど日本方式を採用することを決め、日本時間の20日、サンチェスセレン大統領が発表しました。
海外で日本方式が採用されたのはエルサルバドルが18か国目で、中米では5か国目となります。
総務省によりますと、採用にあたっては日本方式が持っている携帯電話でもテレビ放送が受信できる機能や、災害時の緊急警報放送を受信できる機能などが評価されたということです。
高市総務大臣は閣議のあとの記者会見で、「今後、エルサルバドルでの地上放送のデジタル化に向けて、必要な支援を行うとともに、中米諸国への日本企業の海外展開も後押ししていきたい」と述べました。
-- NHK NEWS WEB