駅ビル開発を手がけてきたJR東日本の子会社「アトレ」は、多くの人が行き来する駅ビルでのノウハウを生かし、海外では初めて台北の商業地区に10日から出店します。
「アトレ」は大手商社の「三井物産」や、台湾で商業施設を経営し、駅にも展開している「ブリーズグループ」と共同で、海外で初めて台北に出店します。8日はオープンを前に内覧会が行われました。
アトレが出店するのは、オフィスなどが入る高層ビルと、すぐ隣の商業棟のいずれも2階から4階で、衣料品や飲食など51の店舗が入ります。
このうち、日本の果物で作ったジュースやパフェを販売するフルーツパーラーなど10店は、日本から初めて台湾へ進出します。
出店する地区は、高級デパートやオフィスビルのほか、市内を見下ろす展望台が人気の超高層ビル「台北101」もあり、会社帰りの人や買い物客、海外からの観光客でにぎわいます。
多くの人が行き来する駅ビルで培ったノウハウを生かしたい考えで、運営にあたる「ブリーズアトレ」の伊藤浩平総経理は「毎日を豊かにする施設を目指したい。今後、チャンスがあれば、台湾の駅などへの展開もチャレンジしてみたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB