大学のイベントサークルの会長らがメンバーから金を脅し取ろうとして逮捕された事件で、サークルでは月に数百万円を集め、そのほとんどが会長の男に渡っていた疑いがあることが分かりました。警視庁は、多額の金を集める目的でサークルを運営していたとみて調べています。
大学のイベントサークル「TL」の会長で、自称、会社経営の村尾翼容疑者(25)や、幹部で日本大学4年の村尾光康容疑者(21)らは、おととし、サークルを辞めようとした学生に対し、35万円余りを支払うよう脅し契約書を書かせたとして、恐喝の疑いで逮捕されました。
警視庁は、このサークルではメンバーに月に数万円を払うようノルマを課していて、払えずに辞めたメンバーから金銭を取り立てていたとみていますが、サークルでは、こうした金を月に600万円から900万円集め、そのほとんどが会長の村尾翼容疑者に渡っていた疑いがあることが警視庁への取材で分かりました。
サークルのホームページやSNSでは、豪華な会場で大勢が集まるイベントを開催しているとアピールしていて、警視庁は、多額の金を継続的に集める目的でサークルを運営していたとみて調べています。
調べに対し、3人は容疑を否認しているということです。
-- NHK NEWS WEB