大リーグでも投打の二刀流で活躍し、アメリカンリーグの新人王に輝いたエンジェルスの大谷翔平選手に、出身地の岩手県奥州市は新たに市民栄誉賞を設けて贈ることを検討していましたが、大谷選手から「道半ば」として辞退する意向が伝えられ、当面は見送ることになりました。
奥州市は去年11月、大谷選手が大リーグでアメリカンリーグの新人王に輝いたことを受け、新たに市民栄誉賞を設けて、次のシーズンが開幕するまでに表彰する方針を公表し、関係者などと調整を進めてきました。
しかし、先月末、家族を通じて「大変ありがたい話ですが、まだ道半ばなので辞退したい」という大谷選手の意向が市に伝えられたということです。
これを受けて、市では本人の意思を尊重したいとして、市民栄誉賞の創設を当面、見送ることになりました。
奥州市は今後も地元の企業や団体で発足した「大谷翔平選手ふるさと応援団」などの活動を通じて応援していくとしています。
-- NHK NEWS WEB