「市場に流通していない株を安く売り渡す」とうそを言って、売却代金の名目で滋賀県の会社から1億2000万円をだまし取ったなどとして、横浜市の77歳の男が横浜地検特別刑事部に逮捕されました。
逮捕されたのは、山梨県の美術館の代表で横浜市都筑区の河西宏和容疑者(77)です。
横浜地検特別刑事部によりますと、河西容疑者は4年前、滋賀県にある人材派遣会社の実質的経営者の男性を紹介され、「市場に流通していないリクルートの株を安く売り渡す」とうそを言って、男性の会社から売却代金の名目で1億2000万円をだまし取ったなどとして、詐欺などの疑いが持たれています。
この会社が経営破綻し、破産管財人になった弁護士が刑事告発していたということで、特別刑事部は多額の金がだまし取られた詳しいいきさつを調べています。
特別刑事部は河西容疑者の認否を明らかにしていません。
-- NHK NEWS WEB