熾烈な競争をしている大手コンビニ3社が、物流分野で初めて手を組むことになりました。来年の東京オリンピック・パラリンピックに伴う交通規制なども見据えて、商品を配送するトラックの駐車スペースを共同で利用する取り組みを始めます。
発表によりますとセブン‐イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ローソンの大手コンビニ3社は今月半ばから、店舗に商品を配送するトラックの駐車場を共同で借りる取り組みを始めます。
これまで各社は、都市部の店舗など駐車するスペースがない場合には駐車が可能な近くの路上にとめたり、駐車場を個別に借りるなどして対応していました。
しかし、配送の効率低下やコストがかさむことに加えて、来年の東京オリンピック・パラリンピックの期間中には路上駐車が制限される可能性があり、駐車スペースをいかに確保するかも課題となっていました。
大手3社は、競合する店舗が近くにあることも多く、協力することでコストを抑えながら確実な駐車スペースを確保し配送の効率を上げるメリットがあるとしています。
コンビニの大手3社が物流分野で協力するのは初めてだということで、今月15日から運用を始め、4月以降、ほかの小売や外食などの企業にも参加を呼びかけたい考えです。
-- NHK NEWS WEB