都道府県の魅力度ランキングで6年続けて最下位となっている茨城県のPRなどを担当する県の部長がSNSに「水戸はダメだな。死ね!」と不適切な投稿をしていたことが分かり、県は11日付けで口頭による厳重注意としました。
茨城県によりますと、県営業戦略部の堀江英夫部長は今月5日、個人のフェイスブックに「水戸はダメだな。死ね!」と書き込んでいたということです。
堀江部長はこの日は休みで、東京 浅草で昼すぎから友人と居酒屋を回って酒を飲んだあと、水戸市に戻った午後7時すぎに書き込んだとみられ、知人からの問い合わせを受けて、およそ2時間後に書き込みを削除したということです。
NHKの取材に対して堀江部長は「当時は酒に酔っていて、書き込んだ記憶はないが、やってはいけないことをしてしまい深く反省している。二度とこういうことがないようにしたい」と話しています。
茨城県は民間の調査会社が行う都道府県の魅力度ランキングで6年続けて最下位となっていて、営業戦略部は、県の営業活動やPR戦略を一手に担うため去年4月に新設されました。
県民からは11日午後5時までに「県民として残念だ」「謝罪すべき」などといった苦情や問い合わせが60件寄せられたということです。
茨城県は11日付けで堀江部長を口頭による厳重注意としました。
県総務部の村上仰志部長は「『軽率』と言わざるをえず、水戸市をはじめ関係者に不快の念を抱かせ、県への信頼を損なったことは残念です。今後は各人が責務を深く自覚し、誠実に職務を遂行することで信頼回復に努めていきます」とコメントしています。
-- NHK NEWS WEB