この春卒業する高校生の就職内定率は7年連続で改善し、去年11月末の時点で87%と、平成4年度以来24年ぶりの高い水準になっています。
厚生労働省によりますと、ことし3月に卒業予定で就職を希望している全国の高校生およそ17万7000人のうち、去年11月末の時点で就職先が決まっているのは15万4000人で、就職内定率は87%でした。これは、前の年の同じ時期を1.2ポイント上回って7年連続の改善となり、平成4年度以来24年ぶりに高い水準になっています。
都道府県別では、福井が最も高く95.2%、次いで愛知が94%、新潟が93.8%となっています。一方、内定率が低いのは、沖縄の59.7%、高知の76.2%、神奈川の76.5%でした。
厚生労働省は「人手不足を背景に飲食サービスや製造業などを中心に求人が増えている。大学生しか採用していなかった企業が高校生にも広げるなど採用意欲が高まっている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB