アメリカのフォードとドイツのフォルクスワーゲンの大手自動車メーカー2社は、商用車や中型のピックアップトラックの製造で提携すると発表しました。両社は、将来の検討事項として自動運転などでの提携を盛り込んでいて、競争の激しい自動運転の分野で欧米の巨大メーカーが手を結ぶ可能性があります。
これは、アメリカ・デトロイトで開かれているモーターショーに合わせて15日、発表されました。
それによりますと、フォードとフォルクスワーゲンは運送用など商用車のトラック、それに中型のピックアップトラックの製造で提携し、2022年をめどに、まず南米やヨーロッパで販売します。
さらに両社は、資本提携は行わないものの、将来の検討事項として電気自動車や、自動運転、それにITを活用した技術開発について協議を続けることで合意し、この分野で欧米の巨大メーカーが手を結ぶ可能性があります。
大手IT企業なども参入する自動運転の分野では、開発のスピードと経費がかさむことが各自動車メーカーにとって負担となっています。
このため、ホンダとアメリカのGM=ゼネラルモーターズ、それにトヨタ自動車とウーバーが自動運転の分野で提携関係にあり、各社の協力が進んでいます。
-- NHK NEWS WEB