ケニアの首都ナイロビにある高級ホテルなどが武装グループに襲撃され、これまでに6人が死亡、30人がけがをしました。隣国のソマリアを拠点に活動するイスラム過激派組織が犯行を認める声明を出し、ケニアの治安当局はテロ事件として捜査しています。
ケニアの首都ナイロビの中心部で15日、武装グループのメンバーが銀行の駐車場で自爆し、さらに近くにある高級ホテルを襲撃しました。
武装グループと治安部隊の間で、銃撃戦となり、地元メディアは、これまでに6人が死亡し、30人がけがをしたと伝えています。
現場のホテルのすぐ近くには、日本企業も入居する建物がありますが、ナイロビの日本大使館によりますと、これまでのところ日本人の被害の情報は、入っていないということです。
隣国のソマリアを拠点にするイスラム過激派組織「アッシャバーブ」が犯行を認める声明を出し、治安当局はテロ事件として捜査しています。
ケニアはアッシャバーブの掃討作戦のためソマリアに軍を派遣していますが2013年には、ナイロビの大型商業施設が襲撃され67人が死亡するなど、掃討作戦に報復するテロがたびたび起きています。
-- NHK NEWS WEB