清涼飲料の年間の販売量で、長くトップを続けてきたコーヒーを抜き、「水」が初めてトップとなりました。災害が相次いだことを受けて、家庭などで飲料水の備蓄が広がったことも要因になっているということです。
民間の調査会社、「飲料総研」によりますと、清涼飲料のブランド別にまとめた去年の国内の販売量は、「サントリー天然水」が1億1730万ケースで、前の年より8.6%増やしてトップになりました。
平成2年からトップを続けてきた日本コカ・コーラのコーヒー、「ジョージア」は3.6%減少して2位となり、28年ぶりに首位が交代しました。
「水」のブランドが販売トップになるのは、今回が初めてです。
調査会社によりますと、国内では水道水を安心して飲めるため、かつては飲み水を買うことに抵抗感がある消費者も少なくなかったものの、最近では販売量が増加傾向にあるとしています。
加えて、去年は猛暑の影響でペットボトル入りの水の需要が伸びたことや、災害が相次いだことを受けて家庭などで備蓄が広がったこともトップ交代につながったとしています。
-- NHK NEWS WEB