去年1年間に旅行や出張などで海外に出国した日本人は、推計で1895万人余りとなり、6年ぶりに過去最高を更新しました。
観光庁の発表によりますと、去年1年間に海外に出国した日本人の数は前の年よりも6%増えて推計で1895万4000人となりました。
日本人の出国者数は、これまで2012年の1849万人が最高でしたが、6年ぶりにこの記録を上回り過去最高となりました。
背景には、海外と日本の空港を結ぶチャーター便が増えたり、LCC=格安航空会社などが新たな路線の開設や増便を行ったことがあるということです。
政府は訪日外国人を増やすだけでなく、日本人の出国者数を2020年に2000万人に増やす目標を掲げています。
観光庁の田端浩長官は記者会見で「ことしは10連休があることや、ウィーンやシアトルなど新規路線の就航が複数予定されていて、海外旅行にはよい環境が整っている。過去最高となった去年の流れを引き継いでいきたい」と述べました。
-- NHK NEWS WEB