イギリス議会でEU=ヨーロッパ連合から離脱する条件を定めた協定案が大差で否決されたことについて、採決から一夜明けた16日、ロンドンでは将来が見通せないことへの不安の声が相次いで聞かれました。
男性の一人は「次にどうなるのか、何をしようとしているのか、誰も分かっておらず、完全に混乱した状態です。メイ首相がすぐに有効な策を実現するのは難しいでしょう」と話していました。
年金暮らしだという女性は「私は何が起きてもいいですが、自分の孫の世代や仕事がない人たちにとっての将来が心配です」と話していました。
別の男性は「EUとの合意がないことを不安に感じています。このあとも議会で議論が繰り返されるのでしょうが、私たち国民は決まったことを受け入れるしかないです」と語りました。
2人の子どもと一緒に暮らしているという女性は「合意なき離脱となるのを心配しています。食品の価格は急に上がっていて、次に何が起こるか分からないからです」と話していました。
-- NHK NEWS WEB