米中の貿易摩擦を背景に中国経済の減速感が強まるなか、京都市に本社がある大手電子部品メーカー「日本電産」は、想定よりも需要が減少しているとして、ことし3月期の1年間の業績予想について、売り上げを1500億円下方修正しました。
発表によりますと、日本電産は、ことし3月期の1年間の業績予想について、売り上げが1兆4500億円と、去年10月時点の予想に比べて1500億円、率にして9.4%下方修正しました。
理由について会社は、アメリカと中国の貿易摩擦が中国など世界経済に深刻な影響を及ぼしてきており、去年の秋以降、取引先の需要が想定よりも減少しているためなどとしています。
また、売り上げの減少に加え、工場の統廃合に必要な費用を計上することなどから、最終的な利益は1120億円と、去年10月時点の予想に比べて350億円、率にして23.8%下方修正しました。
-- NHK NEWS WEB