JR宇都宮駅近くの再開発を行う事業会社がタイの大手ホテルチェーンとの間で、再開発地域へのホテルの出店に向けて合意したことが、宇都宮市などへの取材で分かりました。再開発地域には、脳神経外科の最先端医療を行う病院も進出する予定で、市は医療と連携した中心市街地の活性化などを期待しています。
宇都宮市は、JR宇都宮駅東口周辺の約2万平方メートルの区域で、17の企業でつくる事業会社とともに、総事業費387億円をかけて2022年の完成を目指し再開発事業を進めています。
この事業では、高層マンションのほか、2000人収容のホールを備えた複合施設などの建設がすでに決まっていますが、再開発を行う事業会社と海外で高級ホテルを展開するタイの大手ホテルチェーン「デュシタニ」が、出店に向けてこれまでに合意したことが市などへの取材で分かりました。
市などによりますと、ホテルは10階程度、宿泊料は1泊4万円ほどの見込みで、出店計画としては、国内では京都に次いで2番目だということです。
再開発地域には、脳神経外科の最先端の医療を行う病院が進出する予定で、宇都宮市は海外の富裕層などが治療に訪れて宿泊することで、医療と連携した中心市街地の活性化などにつながることを期待しています。
-- NHK NEWS WEB