ブラジル最大の都市サンパウロで16日、日本人の男性がバイクに乗った2人組に銃で撃たれて殺害された事件で、地元の警察は別の事件の容疑者2人が男性の殺害にも関わった疑いが強まったとして、強盗殺人の疑いで逮捕しました。
ブラジルのサンパウロで16日午後、現地に住む日本人の男性が市内の両替所で両替をして車に乗っていたところ、バイクで近づいてきた2人組に銃で撃たれて殺害されました。
男性は、愛知県豊川市の総合工具メーカー「オーエスジー」の社員、本間裕さんと見られています。
サンパウロでは17日にも、同じ両替所を利用した日本人が現金を奪われた事件があり、警察が男2人を逮捕して関連を調べたところ、殺害現場で見つかった銃弾が、2人組が所持していた拳銃から発射されたものであることがわかったということです。
このため、警察は2人が男性の殺害にも関わった疑いが強まったとして、強盗殺人の疑いで逮捕しました。
サンパウロの日本総領事館は、今月に入ってからサンパウロ市内で日本人が両替をしたあと強盗に襲われる事件が相次いでいるとして注意するよう呼びかけています。
-- NHK NEWS WEB