安倍総理大臣は、企業の女性管理職が参加した会合であいさつし、女性の活躍の推進に向けて、女性の採用比率などを公表しなければならない企業・団体の対象を広げることを盛り込んだ法案を、次の通常国会に提出する考えを示しました。
安倍総理大臣は18日、東京都内で、企業の女性管理職およそ60人が参加するセミナーのレセプションに出席してあいさつしました。
この中で、安倍総理大臣は「日本では女性の役員数が欧米などに比べ少ないのが現状だ。女性役員をもっと増やすことが必要であり、そのためには役員候補の基盤を厚くしなければならない」と述べました。
そのうえで安倍総理大臣は「今月末からの国会では女性活躍推進法の改正法案を提出し、これまでよりも広い範囲の企業で女性が活躍できるよう取り組んでいきたい」と述べ、女性の採用比率などを公表しなければならない企業・団体の対象を広げることを盛り込んだ法案を次の通常国会に提出する考えを示しました。
一方、安倍総理大臣は「『諦めない』が私の座右の銘だ。第1次政権のあと、友人が、イギリスのチャーチル元首相のけっして諦めないという表題の伝記を持ってきて、『題名だけでも毎日見てくれないか』と言ったので、私は題名を5年間見て政権に復帰した。だから諦めないということがとても大切だ」などと述べていました。
-- NHK NEWS WEB