17年前、東京 足立区のアパートで23歳の男性が殺害された事件で、逮捕された47歳の男は「死刑になってもやるしかないと思った」と供述していることが、捜査関係者への取材で分かりました。男性は包丁で切りつけられたあと、フライパンで頭部を執ように殴られていて、警視庁は、男が金を奪おうと強い殺意を持って襲ったとみて調べています。
17年前の平成14年12月、東京 足立区島根のアパートで、会社員の成嶋健太郎さん（23）を包丁で刺したり鈍器で殴ったりして殺害し、財布などを奪ったとして、警視庁は台東区千束の川瀬直樹容疑者（47）を強盗殺人などの疑いで逮捕しました。
これまでの調べで、川瀬容疑者は当時、近くの公園で野宿をしていて「寒さと空腹に耐えかねてやった。手っとり早く金を手に入れようと片っ端からインターホンを押し、出てきた男性を切りつけた」と供述していますが、その後の調べで「死刑になってもやるしかないと思った」と供述していることが、捜査関係者への取材で分かりました。
成嶋さんは包丁で切りつけられたあと、フライパンで頭部を執ように殴られていて、この際に受けた脳挫傷が致命傷になったとみられています。
警視庁は、金を奪おうと強い殺意を持って襲ったとみて調べています。
-- NHK NEWS WEB
