自動車メーカーのSUBARUは、車の部品の一部に不具合が見つかったことから、今月16日の夜間から群馬県にある国内唯一の組み立て工場の操業を取りやめていて、影響はすでに1万台以上に上っています。
操業を停止しているのは群馬県太田市にあるSUBARUの「群馬製作所」の乗用車の組み立て工場です。
電動パワーステアリングの部品に不具合が見つかり、原因を調べるために今月16日の夜間から車の生産を取りやめていて、影響はすでに1万台以上に上っているということです。
会社では不具合の原因を調べ対応策を検討していますが、操業再開のめどは立っていません。
この工場は去年、SUBARUの世界での生産台数の半分以上に当たるおよそ66万台を生産していて、このうち8割が輸出向けです。操業停止が長引けば業績への影響も懸念されます。
SUBARUでは、おととしの秋に無資格の従業員に出荷前の車の検査をさせていた問題が発覚して以降、車の燃費データの改ざんやエンジン部品の不具合による大規模なリコールなど品質をめぐる問題が相次いでいます。
-- NHK NEWS WEB