東京目黒区の中目黒駅で37歳の会社員の女性がホームから線路に転落して死亡した事故で、女性は数日前から体調が悪いと周囲に話していたものの、インフルエンザの自覚はないまま出勤しようとしていたことが警視庁への取材でわかりました。事故後、インフルエンザウイルスが検出されていて、警視庁は当時の状況を調べています。
22日午前9時半ごろ、東京目黒区の東京メトロ日比谷線の中目黒駅で、出勤するため電車を待っていた37歳の会社員の女性がホームから転落し、電車にはねられて死亡しました。
警視庁によりますと、事故のあと、女性からはインフルエンザウイルスが検出されましたが、その後の調べで、女性は数日前から体調が悪いと周囲に話していたものの、インフルエンザという自覚はないまま出勤しようとしていたことがわかりました。
警視庁が当時ホームにいた人に確認したところ、女性はせきこんでいて、電車を待つ列の先頭に並んでいましたが、突然ふらついて転落したということです。
女性はお昼に食べるためのパンを買って持っていたということです。事故が起きたホームでは、片方には転落を防止するホームドアが設置されていましたが、女性が転落した側にはなく、今後、設置される予定だったということです。
警視庁は当時の状況を詳しく調べています。
-- NHK NEWS WEB