東京電力福島第一原子力発電所の事故のあと、廃炉作業の拠点となった福島県楢葉町と広野町にまたがるサッカーのトレーニング施設「Jヴィレッジ」がことし4月20日に全面再開し、最寄りのJR常磐線の新しい駅「Jヴィレッジ駅」も同じ日に開業することが決まりました。
サッカーのナショナルトレーニングセンター「Jヴィレッジ」は原発事故のあと、廃炉作業の拠点となりましたが、去年7月、7年4か月ぶりに本来の施設として大部分で再開され、9月にはサッカーコート1面分の屋根付きのグラウンドがオープンしました。
残る整備中の屋外の天然芝のグラウンド2面について、運営会社はことし4月20日に使用を開始すると発表し、これでJヴィレッジのすべての施設がオープンすることになりました。
一方、JR東日本はJヴィレッジの全面再開と同じ日にJR常磐線の新しい駅「Jヴィレッジ駅」を開業すると発表しました。
Jヴィレッジの東側の入り口からおよそ170メートルの距離にあり、イベントなどが行われる日に合わせて列車が止まる「臨時駅」として運用されます。
-- NHK NEWS WEB