アメリカのトランプ大統領は、大統領公式のツイッターアカウントを引き継いで、早速、書き込みを始め、メディアよりもツイッターを重視して情報発信を続ける姿勢を打ち出しています。
トランプ大統領は20日、オバマ前大統領から大統領公式のツイッターアカウントを引き継ぎ、早速、就任式の写真などを投稿したほか、「2017年1月20日は国民が再び、この国の支配者になる日として記憶されるだろう」と書き込みました。
また、トランプ大統領は20日、夜に行われた大統領就任を祝う舞踏会で聴衆に向かって、「ツイッターを続けるべきかどう思う?」と問いかけました。会場から一斉に「イエス」などと歓声が上がると、トランプ大統領は「自分もそう思う。自分のツイッターを敵はひどいと言うが、不正直なメディアを通さずに済む方法だ」と述べ、メディアよりもツイッターを重視して、今後も情報発信を続ける考えを打ち出しました。
トランプ大統領は、大統領公式のアカウントとは別に2000万人を超えるフォロワーがいる個人アカウントを持ち、大統領就任後も書き込みを続けていて、どう使い分けるのかはわかっていません。
トランプ氏のツイッターは、特定の企業や個人をやり玉にあげて物議を醸すことが多く、アメリカのNBCテレビなどが今月行った世論調査によりますと、トランプ氏のツイッターの使用について、69%の人が「意図しないメッセージを送りかねない」として、反対の立場を示しています。
-- NHK NEWS WEB