大阪ガスの子会社が運営する「宅ふぁいる便」と呼ばれるインターネットのファイル転送サービスが海外からの不正アクセスを受け、会社側は、最大でおよそ480万件のメールアドレスや生年月日などの個人情報が流出したと発表しました。
これは、大阪ガスの子会社で情報システム会社「オージス総研」が25日夜、大阪市内で記者会見して発表しました。
それによりますと、外部に流失したのは、この会社が運営するインターネットのファイル転送サービス「宅ふぁいる便」の利用者のメールアドレスとログインパスワード、それに生年月日の情報で、最大でおよそ480万件に上るということです。
今月22日に、これらのデータを管理するサーバーが海外から不正なアクセスを受けたのに気付き、調査を進めた結果、流出がわかったということです。
「宅ふぁいる便」は、1年間で7000万件ほど利用されているということで、会社ではサービスを利用して転送したファイルも流出していないか、調査しています。
一方、クレジットカードの情報などを管理しているのは別の会社のサーバーで、情報の流出は確認されていないということです。
オージス総研サイバーセキュリティー室の小田垣正美室長は「利用者に多大な心配と迷惑をかけ、おわびします」と陳謝しました。
-- NHK NEWS WEB