原発事故の賠償の業務を担当してきた東京電力の社員が、仕事で精神的に追い詰められうつ病になったとして31日、労災を申請し記者会見しました。
記者会見によりますと、東京電力社員の一井唯史さん(35)は、福島第一原発の事故が起きた年の平成23年9月から法人への賠償の業務に携わり、多いときで180社を担当し、月に170時間近い残業をすることもあったということです。また、上司からの指示と賠償を求める会社との調整で精神的に追い詰められ、うつ病になったとして31日、労働基準監督署に労災を申請しました。
一井さんは、休職の期間が終了する来月初旬の解雇を通知されているということで、「体を壊すまで賠償業務に尽くしてきたが、会社の対応には納得がいかない」と話していました。東京電力は「労基署から事実関係について照会があれば真摯(しんし)に対応したい」とコメントしています。
-- NHK NEWS WEB