エアコンや洗濯機などいわゆる白物家電の去年1年間の国内出荷額は、猛暑の影響でエアコンの出荷が増えたことなどから、22年ぶりの高い水準となりました。
電機メーカーなどで作る日本電機工業会によりますと、去年1年間のいわゆる白物家電の国内出荷額は、前の年より4.1%増えて2兆4453億円でした。
これは、22年ぶりの高い水準だということです。
製品別では、エアコンの出荷額が、猛暑の影響で前の年より9%増えて7909億円でした。
出荷台数も965万台と、記録が残っている昭和47年以降で最も多くなりました。
次いで冷蔵庫が前の年を3.3%上回る4378億円、洗濯機が6.1%増えて3478億円などとなっています。
共働き世帯の増加によって家事に時間をかけない時短のニーズの高まりもあって、まとめ洗いのできる容量の大きい洗濯機や、まとめ買いができる、設置スペースのわりに容量が大きい冷蔵庫が人気だったということです。
日本電機工業会では「価格が高くなっても省エネなど高機能の製品を買いたいというニーズも多く、全体の出荷額を引き上げた」と話しています。
-- NHK NEWS WEB