東京や大阪の製薬会社などに青酸カリとみられる粉末と脅迫文が相次いで送りつけられた事件で、新たに、大阪の会社2社にも同様の封筒が届いていたことが警察への取材で分かりました。不審な封筒が届いたのはこれで13社に上り、警察は同一犯による犯行とみて捜査しています。
今月25日、東京と大阪の製薬会社、札幌市の食品会社、毎日新聞社の合わせて9社に、白い粉末と脅迫文が入った封筒が相次いで郵送で送りつけられました。
警察によりますと、一部の粉末は青酸カリと確認されたほか、ほかのものも簡易鑑定の結果、青酸カリとみられるということです。
その後の調べで、新たに、大阪の製薬会社2社にも同様の封筒が届いていたことが分かったということです。
今月25日までに郵送で送りつけられ、白い粉末と脅迫文が入っていて、脅迫文には「青酸カリが入った偽の薬を流通させる。3500万ウォンをビットコインで払わないと悲劇が起きる」などと、これまでと同じような内容が書かれていたということです。
また、捜査関係者によりますと、このほかに、都内の製薬会社と食品会社の2社にも同様の封筒が届いていたということです。警察は、新たに届いた粉末も青酸カリの可能性があるとみて鑑定を進めています。
不審な封筒が届いたのはこれで13社に上り、警察は脅迫文の内容などから同一犯による犯行とみて恐喝未遂の疑いで捜査しています。
-- NHK NEWS WEB