中国で旧正月の「春節」にあわせた大型連休では、ことしも大勢の人が日本を訪れるとみられていて、上海にある日本総領事館では、訪日旅行客のためにビザを発給する業務がピークを迎えて混雑しています。
新年を旧暦で祝う中国では、来月4日から「春節」にあわせた7日間の大型連休が始まります。
ここ数年、世界各地にある日本の在外公館の中で訪日ビザの発給件数が最も多い上海の総領事館では28日、「春節」を前にビザ発給がピークを迎えていて、顧客たちのパスポートを束ねて旅行会社の担当者が大勢訪れ、混雑しています。
とりわけ、中国人の訪日ビザが、今月から大学生や日本を旅行した回数の多い人などは発給要件が新たに緩和されただけに、上海の総領事館では、今月、多い日には、去年の同じ時期よりも多い1日2万件以上のビザ申請を受け付けているということです。
磯俣秋男総領事は「中国の方たちの間で日本旅行への関心は高く、根強い人気がある。より多くの方が日本を訪問して、日本に対する理解が深まれば、日中関係の発展につながると期待している」と話していました。
-- NHK NEWS WEB