家庭で余った未開封の食品などを寄付してもらい、必要な人に届ける「フードドライブ」という取り組みを、青森市のスーパーとボランティア団体が始めました。
取り組みを始めたのは、大手スーパー「マックスバリュ東北」の青森市内の5つの店舗と、無料の食事会を通じた支援活動をしている市内のボランティア団体「みんなの応援隊ネットワーク」で、29日、両者の代表が協定を結びました。
「フードドライブ」は、まだ食べられるのに捨てられてしまう、いわゆる「食品ロス」の解決策の1つです。
「マックスバリュ」の店舗には専用の窓口が設けられ、買った店にかかわらず、未開封で賞味期限まで1か月以上あり、常温で保存でき、成分やアレルギー表示がある食品の寄付を家庭から受け付けます。
「みんなの応援隊ネットワーク」では、これらの食品を集めて、毎月1回開く無料食事会の材料にするということです。
マックスバリュ東北の若松悦男ストアオペレーション本部長は「買い物客などに広報して、少しずつでも大きい取り組みにしていきたい」と話していました。
「みんなの応援隊ネットワーク」の神山恵美子さんは「一主婦としても、食品ロスは大変もったいないと感じているので、少しでも有効活用したい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB