アメリカの要請でカナダで逮捕された中国の通信機器大手、ファーウェイの副会長は、今の保釈の条件をめぐって29日、カナダの裁判所に出廷し、アメリカで詐欺などの罪で起訴されてから初めて公に姿を現しました。
先月、カナダで逮捕された中国のファーウェイの孟晩舟副会長は、日本円でおよそ8億5000万円の保釈金を納付し、バンクーバーにある自宅で過ごしています。
孟副会長は、国外に逃亡しないことを示すためにパスポートを提出したほか、セキュリティー会社に24時間体制で監視されていて、29日、この会社の警備担当者に付き添われて裁判所に出廷しました。
孟副会長は詐欺などの罪でアメリカで起訴され、アメリカ司法省がカナダに身柄の引き渡しを正式に要請してから、公に姿を現すのは初めてで、裁判所に保釈の条件となっている保証人の変更を求め、認められたということです。
カナダ司法省は、3月1日までにアメリカに身柄を引き渡すための手続きを進めるかどうかを決めることになっていて、進めることになれば、孟副会長が出廷して裁判所で審理が行われます。
-- NHK NEWS WEB