国公立大学の2次試験の願書の受け付けが23日から始まり、各地の大学では届いた書類の確認が行われています。
このうち、東京・文京区の東京大学には、23日朝までに55通の願書が届き、職員が必要な書類がそろっているかや記入漏れがないかどうかを確認していました。
国公立大学の一般入試の募集定員は合わせて10万354人で、大手予備校が受験生の志願状況を分析したところ、経済学部や商学部など文系の学部を志望する人が増えているということです。
厳しい雇用情勢を背景に就職に有利だとされる理系の学部に人気が集まる傾向が続いていましたが、ここ数年は雇用情勢が改善してきたことなどから文系を目指す生徒が増えているとみられます。
一方、今月行われた大学入試センター試験では、中間集計の平均点が30の試験科目のうち半数を超える17科目で去年を上回っています。今回、得点調整は行われないということです。
国公立大学の2次試験の願書の受け付けは来月1日までで、前期試験は来月25日から、後期試験は3月12日から行われます。
-- NHK NEWS WEB