神奈川県綾瀬市の老人ホームの施設長だった男が入所者の69歳の男性の腹を殴るなどしたとして傷害の疑いで逮捕されました。入所者の男性は9日後に死亡し、警察が詳しい状況を調べています。
逮捕されたのは綾瀬市の有料老人ホーム「リビングケア唯の郷綾瀬寺尾台東」の施設長だった眞壁龍雄容疑者(54)です。
警察によりますと、眞壁容疑者は、今月17日、施設内で入所者の馬淵英一さん(69)の顔や腹を殴ったり蹴ったりしてけがをさせたとして傷害の疑いが持たれています。
調べに対し、眞壁容疑者は「指示に従うよう注意したが聞いてもらえず、いらいらしてやった」と供述しているということです。
入所者の馬淵さんは9日後の今月26日の朝、施設のトイレで意識がない状態で見つかり、その後、死亡が確認されました。
馬淵さんの死因はまだ分かっていないということで、警察が詳しい状況を調べています。
老人ホームの運営会社は30日、眞壁容疑者を懲戒解雇したということです。
-- NHK NEWS WEB