1日朝、成田空港に着陸した日本航空機が誘導路から外れて5時間以上がたった現在も動けなくなっています。雪の影響でタイヤが滑ったとみられていて、成田空港は2本ある滑走路のうち1本で閉鎖が続いています。
1日午前7時前、インドから成田空港に到着した日本航空740便、ボーイング787型機が着陸後に駐機場に向かう途中、誘導路から外れて動けなくなり、5時間余りがたった現在も立往生しています。
乗客乗員合わせて201人にけがはなく、およそ3時間後に全員が機体から降りて、バスでターミナルビルに移動しました。日本航空などによりますとパイロットからは「誘導路に入った際に左のタイヤが滑り、ブレーキをかけたが逸脱してしまった」という連絡があったということで、雪の影響でタイヤが滑ったとみられています。
この影響で成田空港は2本ある滑走路のうち、A滑走路を閉鎖していて、成田空港会社によりますと、機体の位置が滑走路に近いことから再開は機体を移動させてからになるということです。
日本航空などでは機体をけん引する準備を進めていますが、作業に時間がかかっているため、A滑走路の再開のめどは立っていないということです。
成田空港では、これまでに国際線1便が目的地を関西空港に変更したほか、出発便に遅れも出ています。
-- NHK NEWS WEB