愛媛県宇和島市の養殖場でチョコレートを食べて育ったその名も「チョコブリ」の販売が始まり、都内の回転寿司店では、早速客が味わっていました。
チョコブリは、餌のチョコレートに含まれるポリフェノールの抗酸化作用で切り身の色が、きれいなままに保たれるのが特徴で、愛媛県などが宇和島市で養殖に成功しました。
1日から大手回転寿司チェーン「くら寿司」の全国の店舗で販売が始まり、このうち東京 板橋区の店舗では、早速、客が注文して味わっていました。
食べた客は「チョコレートの味はしないが、脂が乗っていておいしい」とか「ふだん食べているブリより濃厚な感じがして栄養価も高そう」などと話していました。
「くら寿司」広報宣伝部の辻明宏担当マネージャーは「バレンタインデーにかけて『ギリ』ではなく『ブリ』で勝負したい。西日本豪雨で被災した宇和島を少しでも元気づけたい」と話していました。
チョコブリを取り扱う愛媛県や地元の水産商社によりますと、北米などでの販路の開拓を目指して今月、現地で商談に臨むということです。
-- NHK NEWS WEB