東京と神奈川の私立中学校の入学試験が1日から始まり、首都圏の中学入試はピークを迎えています。
大手進学塾によりますと、東京と神奈川にある私立中学校のうち、およそ9割で、1日、入学試験が行われる見通しです。
このうち東京 荒川区の開成中学校には、試験開始およそ2時間前となる午前7時すぎから、受験生が次々に到着しました。
受験生は、進学塾の関係者から「しっかりがんばって」などと激励を受けたあと、緊張した面持ちで試験会場に向かいました。
受験生の1人は、「今までの努力の集大成としてすべての力を発揮できるよう、この試験に挑みたいです」と話していました。
受験生の母親は、「中学受験を通して子どもの成長を感じましたし、本当によくがんばってきたと思います。これまでの力を発揮できるようがんばってほしいです」と話していました。
大手進学塾「栄光ゼミナール」の推計では、東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県で私立と国立、公立の中高一貫校を含めた中学受験に臨む小学6年生は、およそ6万5000人に上るとしています。
中学入試をめぐっては、「4教科入試」が主流となる中、2年後の大学入試に導入される新たなテストを見据えた「思考力型」試験や「算数1教科入試」など、試験形式が多様化しています。
-- NHK NEWS WEB